広島県熊野町でニコニコ町会議を開催。ジブリクイズで生放送も大盛り上がりに

2017-8-31
カルチャー
広島県熊野町でニコニコ町会議を開催。ジブリクイズで生放送も大盛り上がりにはコメントを受け付けていません

ドワンゴが運営する動画サービス「niconico」の全国出張版イベント「ニコニコ町会議全国ツアー2017」を2017年8月27日（日）12時00分より、広島県・熊野町で開催した。

今年3か所目となる「ニコニコ町会議全国ツアー2017」は、広島県熊野町の「筆の里工房夏祭り」との共催となった。その模様をニコニコ生放送で中継。イベントでは、ニコニコの様々なジャンルで活躍するユーザーと地元ユーザーとの交流をはじめ、地方ならではの文化や特産品の紹介などを行い、ニコニコ生放送を通じて広島県熊野町の魅力を全国に発信した。会場来場者は1万人（「筆の里工房夏祭り」との合算）、ニコニコ生放送の視聴者数は12万6千人となった。

熊野町は熊野筆が全国的に知られており、会場となった筆の里工房は筆をテーマにした博物館。ニコニコ町会議が開催された8月27日（日）からはスタジオジブリの代表取締役プロデューサー・鈴木敏夫氏による「スタジオジブリ鈴木敏夫言葉の魔法展」も開催されており、町会議オープニング前にはステージ上で鈴木プロデューサーによるトークショーも行われた。

司会には「崖の上のポニョ」の主題歌でおなじみの藤巻直哉氏を迎え、“言葉の魔法”にかけられた弟子・石井朋彦氏と川上量生（ドワンゴ代表取締役会長）がゲストとして出演し、鈴木プロデューサーの”言葉の魔法”の使い方や、師弟関係などについてトークを展開した。

ニコニコ町会議のオープニングステージに登場したのは、そんな言葉の魔法展でのトークショーを終えたばかりの鈴木プロデューサーと、三村裕史町長。三村町長は会場に集まったたくさんのニコニコユーザーとニコニコ生放送視聴者に向けて「熊野町は人口2万4千人。筆の町として名が知られています。最近は化粧筆が人気で、約6年前にはなでしこジャパンに国民栄誉賞が贈られた際の副賞にもなりました」と挨拶。また、昨年オバマ大統領が広島を訪問された際にも熊野筆を贈呈したというエピソードを披露すると、ニコニコ生放送視聴者からは「おおお」「すごい！」といった驚きの声が上がっていた。その後、鈴木氏を加えて恒例となったテープカットが行われ、ニコニコ町会議が幕を開けた。

本イベントではユーザー出演者による歌やダンス、DJなどのステージイベント行われたほか、地元ユーザー参加型の「歌ってみた」「踊ってみた」なども開催。「チーム対抗！水鉄砲ガチバトル」では、ユーザー出演者と地元ニコニコユーザーが一緒になって水鉄砲を使ったゲームを行った。また、会場のいたるところにブースが設けられ、ニコニコ神社、ゲーム実況、物販などバラエティに富んだ企画を実施した。

中でも注目度が高かったのは、「え、これって一般常識だと思ってたけど、ご当地ネタだったの！？クイズ」のコーナー。3つのチームに分かれてご当地ネタのクイズを争う企画だが、今回はスタジオジブリ鈴木敏夫言葉の魔法展の開催を記念して、ジブリアニメをテーマにしたクイズが出題された。クイズの内容は「千と千尋の神隠しの主人公、千尋の名字はなんでしょう？」や「ハクの本名は？」、「ハウルと契約を交わした火の悪魔の名前は？」といったジブリファンおなじみのものだったが、クイズの正解は視聴者アンケートでもっとも支持率の高い答えが選ばれるということもあって回答は大喜利状態に。回答が出るたびに会場からは笑いが起き、視聴者からはコメントでツッコミが入るなど大いに盛り上がった。