スマホやタブレットの充電に便利なUSB-AC充電器を使う際の注意点【デジ通】


スマートフォンやタブレットなどは、USB-AC充電器を使って充電するようになっている。電源供給されているUSB端子であれば、ケーブルを接続するだけで充電が行える。

そうしたこともあり、スマホ周辺機器やBluetooth対応機器、Wi-Fiルーターなどといった様々なデバイスが充電端子としてmicroUSBを装備するようになってきた。microUSBに対応したので充電ケーブルが共通化できるなど利便性が向上した。アップルのようにDockコネクターやlightningコネクターといった、独自仕様では、流用が利かないがmicroUSBは対応機器が豊富なためいくらでも流用が利くメリットがある。

microUSB端子のおかげで便利にはなったが、対応機器が増えすぎ、充電のためのUSB-ACアダプターの口が足りなくなっている人も出てきた。microUSBで電源を取るようなデバイスを複数所有している人に向くのがUSB端子が多い汎用のUSB-ACアダプターだ。

■製品によっては充電できないものも
多くのmicroUSBの充電に対応する機器は、充電に利用できるUSBケーブルやUSB-AC充電器が標準で付属している。ただ、専用のUSB-AC充電器だけでなくサードパーティが出している汎用性のあるUSB-AC充電器でも充電が可能だ。ごくまれに専用品しか対応しないものもある。

Bluetooth対応機器など、それほどバッテリー容量を持たない製品は、どんなUSB-AC充電器でも、かまわず充電できることのほうが多い。しかし、タブレットなどのバッテリー容量の大きい製品では、その端末に標準で付属している2.1Aといった容量の大きい製品で充電しないと、充電時間が長くなるか、満充電できないケースも出てくる。

一般的なUSB充電器は500nAの電流を供給する仕様が多いが、iPadシリーズやiPad miniといったタブレットには2.1Aなどのより大きな容量を供給する充電器が付属している。このような大きな容量に対応し、さらにUSB端子が複数あるUSB充電器が販売されている。

このような製品は一度に複数の機器を充電できるようになっているが、パッケージなどに表示している最大容量2.1Aは、1端子だけで、別の端子は500mAといったことが多い。2.1Aを必要とする端末が2台以上存在した場合、2.1A出力が可能な端子が1つだけでは、同時に充電することができない。

最大で2Aと書いてある4口のUSB端子の場合、1端子だけで使う場合はタブレットを十分に充電できる。しかし、複数の機器を同時充電すると2Aを4分割し1端子あたり0.5Aの容量しか供給されない。いつまでたっても充電されていないなんてことが起きる。

このため、USB端子が複数ある充電器を選択する場合は、最大容量が大きい製品を選ぶのがポイントとなる。
USB-ACアダプターを選択する場合は、こういった点を必ずチェックするようにしたい。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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