- 2016-8-23
- ITビジネス
- LINEと企業のWebサービスを連携させる「Official Web App」の一部機能を部分開放 はコメントを受け付けていません
LINEは、同社が提供すコミュニケーションアプリ「LINE」のビジネスプラットフォーム化に向け、LINEと企業のWebサービスを連携させシームレスな体験を提供する「Official Web App」の本格ローンチを今秋に予定しているが、これに先駆けて2016年8月22日より、一部機能に対応した部分開放を開始した。
LINEでは、ユーザーがLINEを起点に企業の様々なサービスを、これまで以上に便利に、簡単に、楽しく利用できるようになる世界の実現を目指し、「LINE」のビジネスプラットフォーム化に向けた「ユーザーと企業を繋ぐオープン化戦略」を発表した。
この取り組みの一環として、LINEと企業のWebサービスを連携させて、ユーザーのシームレスなサービス利用の実現を可能にする「Official Web App」の提供を予定している。「Official Web App」とは、企業が自社のWebサービスとLINEアカウントを連携させ、LINEアカウントを起点に集客・アクション誘導・リピート促進まで、ユーザーの行動をLINEアプリ上でシームレスに完結させることができる仕組みだ。ユーザーは、他のアプリやサービスの追加インストール・利用登録を行う必要無く、LINEアプリ1つで様々なサービスを簡単・便利に利用できるようになる。
「Official Web App」では、①LINEアカウントの認証情報(登録メールアドレス・パスワード)を利用し、連携サービス利用時に同意するだけで新規会員登録プロセスを省略する「LINEログイン」、②APIを利用し、利用企業が保有・利用する外部システムと接続することで、特定のユーザーに限定した情報発信や双方向のコミュニケーションを可能にする「LINE ビジネスコネクト」、③商品やサービスの予約・購入・問い合わせの際に、あらかじめLINEに登録しておいた情報をユーザーの意志に基づき簡単に利用・入力できるサポートツール「プロフィール+」の3つの機能が標準搭載される。
また、LINEの決済サービス「LINE Pay」やポイントサービス「LINEポイント」、スタンプカード機能「ショップカード」などとも連携可能で、これにより、商品・サービスの予約や購入がよりスムーズになるだけでなく、コンバージョン(成約)率が向上し、ポイント・スタンプカード等のインセンティブの付与によりリピート率増加も見込むことができる、と同社。
これまで、一部企業およびASP(アプリケーションサービスプロバイダ)に対して先行で一部機能の提供を行い、サービスへの実装や導入申し込み受付を行っていたが、本日以降、より広く導入を促進することを目的に、「Official Web App」の一部機能に対応した部分開放を開始した。今後、「LINEログイン」および「LINE ビジネスコネクト」を標準搭載したWebサービスがLINE上で提供を開始するとのこと。なお、「プロフィール+」機能の提供を含む「Official Web App」本格ローンチは今秋を予定している。
■ニュースリリース
■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
■ITライフハック Facebook
■ITビジネスに関連した記事を読む
・データサイエンスに基づく消費者コミュニティの活用方法は? クオンが導き出した答え
・佐々木俊尚氏が読み解く「2020年エンジニアショックは起こるのか?」 <PR>
・グリーとLINEがゲーム事業においてマーケティングパートナーに
・主催企業スペースマーケット重松社長が語る「2016年スタートアップ合同法要会」
・新しい未来の創造を祈願!「スタートアップ合同法要会2016 supported by SMBC日興証券株式会社」体験レポ