感謝を届けることで働く人の未来をひらく!「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクト、2025年受賞者発表

  • 2025-11-25
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「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社は、勤労感謝の日に合わせ、2025年11月20日(木)〜11月24日(月)の期間、「#これ誰にお礼言ったらいいですか展2025」を東京・原宿のECO FARM CAFE 632で開催した。開催初日には、新たに創設された3つの「あっぱ礼」「ファインプ礼」「おつか礼」の受賞者が発表された。

■「#これ誰にお礼言ったらいいですか」ってどんなプロジェクト?

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「#これ誰にお礼言ったらいいですか」は、名前も知らない誰かの“名もなき名仕事”への行き場のない感謝を集め、パーソルが本人を探し出して「ありがとう」を届ける“お礼代行プロジェクト”だ。

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3年目を迎えた2025年は、全国から寄せられた4,000 件以上のエピソードの中から選ばれた「あのアイテムの現物とエピソード」が展示された。会場の最後には、来場者がその場で参加できる「#これ誰にお礼言ったらいいですか」投稿スペースも設置された。

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■「仕事に対して意欲的な人」の割合。日本は116ヶ国中113位

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パーソルホールディングスのグループコミュニケーション部はたらくWell-being推進室・中山友希さん。はたらくことでその人自身が感じる幸せや満足感をパーソルは「はたらくWell-being」と定義。


Well-beingとは「心身ともに満たされた状態」のことだが、アメリカのGallup社調べによれば、Well-beingには「キャリア」「ソーシャル」「ファイナンシャル」「フィジカル」「コミュニティ」という5領域があり、「キャリア」が最も重要とされる。
しかし、2020年の調査では、日本における仕事への熱意度(エンゲージメント)は、116ヶ国中113位という結果だった。

ITの進化により働き方が大きく変化するなか、「心身ともに健やかに働ける状態=Well-being」は、ますます重要なテーマになっており、自分の仕事がどう社会に役立っているか実感しにくい人が増えているのも事実だ。パーソルのはたらくWell-being推進室の中山さんは次のように語る。

「仕事に対して、月曜日がゆううつ……といったネガティブな声も多い一方で、日々、Xのタイムラインには『この商品を考えた人にお礼を言いたい!』『あの日の店員さんの粋な計らいに感謝したい!』など、名前も知らない誰かの仕事への賞賛の投稿が溢れています。私たちはその声に着目しました。自分の仕事がどのように役立っているかを実感することはWell-beingにつながります」

■「あっぱ礼」日本トイザらス株式会社「サンタポスト」

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誰もが「あっぱれ!」と称賛したくなるような創造性溢れるアイデアや工夫、素晴らしい発明で、多くの人を笑顔にしたはたらきへ贈られる「あっぱ礼」。今年は全国のトイザらス・ベビーザらスに設置される「サンタポスト」が受賞した。

「サンタポスト」は、子どもたちがクリスマスに向けてサンタクロースに手紙を送れる特別なポスト。細部まで“夢を壊さないように”設計されており、SNSを中心に多くの感謝が寄せられた。担当者は次のように受賞の言葉を述べた。

「子どもが本当に欲しがっているものを贈りたいという親の思いと、欲しいものをサンタさんから本当のもらえたという子どもの、両方の願いを叶えるポストです。子どもの夢を壊さず、サンタさんへ願いを届けられるように設計しました。みんながハッピーになるポストに、“あっぱれ”をいただき光栄です」

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■「ファインプ礼」株式会社スターフライヤー

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目の前の課題や困難に対して機転の利いたホスピタリティで誰かを救い、誰もが「ファインプレー!」と称賛したくなるようなはたらきへ贈られる「ファインプ礼」。

今年は、亡き夫の納骨に向かう乗客の“ご遺骨”を“荷物ではなく一人のお客様”として扱ったスターフライヤーが受賞した。手荷物検査、座席確保、ドリンク提供に至るまで丁寧に寄り添った対応がSNSで話題となった。

「こういった対応は、マニュアルで決まっているわけではありません。お客様の視点に立って、お客様に喜んでもらうため、スタッフ一人ひとり考えて動く“考動(こうどう)”を大切にした感動のエアラインを心がけております」と受賞の言葉を述べた。

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当時、実際にこのサービスを提供した客室乗務員の菅原さん。


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最愛の家族との別れという、悲痛な想いをされたお客様に対し、人や物を運ぶという職務以上に、人の想いも運ぶ役割も全うする温かいコミュニケーションを行ったその機転と優しさが、深くお客様の胸に刻まれた。

■「おつか礼」NTT タウンページ株式会社「タウンページ」

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長きにわたり多くの人に愛され、思い出に深く刻まれるサービスや商品の節目に合わせて「おつかれさまです」という労いの声が多く寄せられたはたらきへ贈られる「おつか礼」。

135年の歴史を持つ職業別電話帳「タウンページ」が、2026年3月で紙の発行を終了することを受け、多くの“労いの声”が寄せられたことから受賞した。今年 SNS やメディアを中心に話題となり、感謝の声が多く集まった。

1890年の電話サービス開始と共に始まり、人々の生活と共に135 年続いた「タウンページ」は、スマートフォンの普及に伴い電話番号検索方法が多様化したことや紙資源消費を削減し、環境負荷の低減を実現する観点からも、2026 年 3 月末をもって発行を終了し、その役割は「i タウンページ」へと引き継ぐ。

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担当者は、「もともとタウンページの使命は、企業と利用者をつなぐのがミッション。紙の発行を終了することをお客様にお伝えすると、意外なことに『しょうがないね』よりも『今までありがとう』『これからも続けてほしい』という声が多かったことに感動しました。時代の変遷とともに、数々のサービスは世代交代を迎えますが、これからも社会インフラとして人々の暮らしを根底から支え、日常に欠かせない存在として⻑きにわたり貢献し続けたいと考えております」と受賞の言葉を述べた。

■成果が見えにくい時代に“感謝の可視化”が働く力を支える

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パーソルグループは、報酬や地位といった外的要因ではなく、日々の仕事を通じて得られる満たされた気持ちや、働くことで感じる幸せ・充実感を “はたらくWell-being” と定義している。

勤労感謝の日に合わせて感謝を可視化する本プロジェクトは、日本の “はたらくWell-being” を高めることに大きな貢献をする取り組みだ。成果が見えづらい仕事や、届け先を意識しにくい職種であっても、「自分の仕事が誰の役に立っているのか」を実感できる社会へ——。「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクトは、多様な働き方や学びの選択肢を広げながら、一人ひとりが「はたらいて、笑おう。」を実現できる未来づくりに寄与している。

テクニカルライター 脇谷 美佳子


パーソルホールディングス株式会社
「#これ誰にお礼言ったらいいですか」プロジェクト

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