PAY ROUTE、キャッシュレスの世界課題にIDパスワードレスでアプローチ【大阪・関西万博】

  • 2025-9-4
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55年ぶりに日本で開催されている大阪・関西万博に日本中が沸いている。そんな2025 大阪・関西万博の地で8月10日、株式会社PAY ROUTEは、大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージで開催された「第4回 METインクルーシブ・スマイルデー in 大阪万博 2025」に参加した。株式会社PAY ROUTE 代表取締役である田川涼氏が、テレビ画面からダイレクトにショッピングやオンラインサービスの決済ができる「TVPAY」や、障がいを持つ方もそうでない方もシームレスに決済が可能になる「YELLPAY(エールペイ)」を紹介。IDパスワードレスな認証システムの活用により、変化していく未来について語った。

■METインクルーシブ・スマイルデー in 大阪万博 2025とは?
「METインクルーシブ・スマイルデー」とは、METイノベーション国際推進機構が主催する、社会における障がい者への理解の拡大を推進するイベント。4回目となる今回は、来場者が笑顔になるよさこいやファッションショーなどの企画に加え、自然との共生やAI時代を支えるテクノロジーなどワクワクする未来技術の発表などが行われている。

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今回のインクルーシブ・スマイルデーには来賓として、大阪府の吉村洋文知事のほか、大阪観光局理事長 溝畑宏氏、馬場伸幸衆議院議員 、黒田征樹衆議院議員、ヘッドアップクロールギネス世界記録保持者である井上和晃氏が登壇。心配されていた雨も奇跡的に夕方まで降ることなく、8月とは思えない過ごしやすい気温の中で開催された。そのおかげで、株式会社PAY ROUTEの登壇前に開催されたクワガタサミットやジェンダーレスファッションショーも盛り上がり、多くの来場者が足を止めてステージを眺めている。

■国際的イベントで語る、世界的なセキュリティ課題
現在、キャッシュレス決済が一般的になる一方それに伴い、いつでもIDパスワードが求められる社会になっている。しかし、IDパスワード利用の裏で、アカウントの乗っ取りや不正利用などの問題は増加傾向にあり、2023年の世界での不正利用額合計は4,290億ドルにも上っている。

「多要素認証が突破されてしまうことも多く、IDパスワードでの認証はすでに限界がきている」

そう、田川氏は警鐘を鳴らした。

こういった課題に対するアプローチとして、田川氏は株式会社PAY ROUTEが開発した次世代認証システム「RC-Auth」を活用した決済システム「ROUTE PAY」を紹介。ROUTE PAYは、秘密鍵・公開鍵で双方向認証を行うことでIDパスワード不要でセキュアかつシンプルな決済を実現するアプリ。

ユーザー側は、パソコンやスマートフォンの画面に表示された数桁のコードを打ち込むだけで認証が完了する。現在多く利用されている3Dセキュアなどのように画面やアプリを行ったり来たりして認証を行う必要がない。

一見両立しないように思えるセキュリティの高さと決済のシンプルさを、ユーザーが知識ゼロで手に入れられる技術に、来場者にも驚きの表情が浮かぶ。

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■ROUTE PAYがテレビのあり方も変える
「ROUTE PAYによって、さまざまな決済が生まれる」と話した田川氏が次に紹介したのが、テレビの楽しみ方を変える決済付きリモコン「TVPAY」。ROUTE PAYとテレビ電話機能を搭載したリモコン。RC-Authの双方向認証を活用していることで、テレビ上でもシンプルなキャッシュレス決済が可能になる。

これまでは、電話問い合わせやインターネット検索をスマートフォンなどの別デバイスで行っていたテレビショッピングなども、決済付きリモコンがあることでテレビ画面から直接行えるようになる。また、番組中に出てきたアイテムの検索や購入も可能だ。検索から購入、決済までの流れをリモコン操作だけで行える。

テレビ電話機能が搭載されていることで、これまではパソコンやスマートフォンをデバイスとして行われることが多かったオンライン診療などのサービスも、サービス提供から決済までをテレビの大画面でシームレスで行うことが可能だ。

今後、日本を先駆けとして世界中が高齢化社会に突入しようとしている。大きな画面でのオンライン診療とシンプルな決済を両立した仕組みは、高齢者を多く抱えることになる各国への大きなアピールになったのではないだろうか。

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■専用アプリで障がい者の決済をシームレスに
そして最後に紹介されたのは、障がい者専用決済システム「YELLPAY(エールペイ)」。METイノベーション国際推進機構の副代表 村上美文氏も登壇し、YELLPAYが持つ利便性や社会的意義を語った。従来、障がい者手帳を利用した割引はキャッシュレス決済に対応していないケースが多く、障がい者がキャッシュレス決済を導入する大きな障壁になっていた。

また村上氏はキャッシュレス決済について、「利用できるかどうかのハードルが収入面にもあったことで、障がい者は利用しづらかった」と、これまでのキャッシュレス決済とYELLPAYの違いを、障がい者の収入の課題からも強調する。YELLPAYでは、障がい者手帳の登録によってキャッシュレス決済時にも割引が適用され、スムーズに買い物を楽しめるようになる。

「障がいのある方“も”使えるアプリではなく、障がいのある方の困りごとにアプローチした専用の仕組みにすることで、障がいの有無にかかわらず、外出や体験を楽しんでもらえるようになれば」

村上氏はそう、YELLPAYの可能性を語った。

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「PAY ROUTEの認証技術は、決済の安全性とシンプルさだけでなく、今まで見られなかった世界を実現していくことができる」

そう、田川氏は力強く語った。

ノベルティ配布は約1時間ほどで終了し、1万5,000人以上が立ち寄るなど、予想以上の反響があった今回の「METインクルーシブ・スマイルデー in 大阪万博 2025」。ステージの最後には、アーティストのT2Yさん、島谷ひとみさん、佐藤タイジさんらが登場し、大盛況のまま幕を閉じた。

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これだけの規模のイベントで登壇が求められるほど、ID・パスワードにおける課題は、日本だけでなく世界共通で解決を迫られている。万博という国際的な交流の場で、PAY ROUTEがID・パスワードにおける革新的なアプローチを示せたことは、未来の社会を形づくる一歩となるのではないだろうか。

株式会社PAY ROUTE

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角川アスキー総合研究所
2025-07-07

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