5月31日~6月6日は世界禁煙デー。最近は分煙・禁煙が当たり前になり、さらには4月から一部の煙草の値上げが決定している。喫煙する方の中には、いっそ禁煙しようと思っている方もいるのではないだろうか。しかし禁煙とダイエットには失敗もつきもの。成功する人とそうでない人を分ける違いは? うまくいく方法は? ちなみにITライフハック編集部には、元喫煙者が2名いるが、どちらも禁煙外来などを利用せず、個人的な方法(単に我慢するだけともいう)で禁煙(5年以上なので卒煙?)に成功している。
マクロミルが、過去に禁煙したことのある人で現在喫煙している人・現在も禁煙している人を対象に調査を実施した。調査期間は2016年2月4日(木)~5日(金)。有効回答数は1,021人。
●禁煙成功率は4回目から大きく減少。禁煙中は、ストレスとお酒からなるべく距離を置いた生活を!
禁煙に成功した人に、禁煙に挑戦した回数を聞くと、平均で1.4回だった。また、 1回目で禁煙を成功させた人は、禁煙成功者全体の37%、 2回目は26%、 3回目は19%と回を追うごとに減少し、 4回目では4%と急激に減少する。また、「挑戦した回数」も3回をピークに大きく減少しており、 3回の失敗で禁煙そのものを諦めてしまう人が多いようだ。
失敗の原因は、 1位「仕事のストレス」、 2位「お酒を飲んだ」、 3位「喫煙者のそばに行った」という結果に。例えば、仕事のストレスを発散しようと同僚と飲みに行った、などのよくある風景は、禁煙リバウンドへの直行便コースであると言え、ストレス社会での禁煙の難しさが浮き彫りになった。
<図:禁煙成功者の禁煙回数(ベース:過去に、日常的にたばこを吸っていたが、現在は吸っていない人/n=518)>
<図:たばこを再び吸い始めた理由(上位5つを抜粋)(ベース:過去に禁煙したことがあるが、現在たばこを吸っている人/n=503(複数回答))>
●おすすめ禁煙方法ランキング。1位は「ガマン」。モノに頼りがちな人はうまくいかないのか?
禁煙方法の中で、最も効果があったもの1位は「ひたすら我慢する」が42%。古典的だが、禁煙の成功には“強い意志”が重要だと言えそうだ。以下に禁煙成功者の「効果のあった方法」を一部紹介しよう。
<効果のあった禁煙方法>
吸いがらを集めておいて、吸いたくなったらそれを吸って嫌な思いをする(55歳、女性)
ストレスのたまらない長期休暇時にひたすら我慢(54歳、男性)
タバコを吸えない環境に自分を置く(65歳、男性)
<図:挑戦した「禁煙」方法のうち、効果があったもの(上位5つを抜粋)(ベース:全体(過去に禁煙をしたことがある人)/n=1,021(複数回答))>
●禁煙してよかったことは「ニオイ」と「お金」が大多数!「吸わない人の気持ちが分かった」という意見も。
最後に、禁煙してよかったことについてまとめてみた。禁煙チャレンジを考えている方は、参考にしてみてはいかがだろうか?
<たばこをやめて、良かったと思うことはありますか?>
お金が浮いた事(46歳、男性)
食事が美味しくなった。又、やめたことにより、健康もそうですが吸わない人達の気持ちが良く分かる様になった。(57歳、男性)
周りからタバコ臭いと言われなくなった(43歳、男性)
部屋が汚れないし匂いも無い(62歳、男性)
<たばこを吸っていた時と比較して、異性からの評価は変わりましたか?>
タバコの臭いがなくなり、評判が良くなった。(56歳、男性)
1日3~4箱は吸うヘビースモーカーだったので、皆、私が煙草をやめられるなんて思っていなかったので、驚かれるのと誉められるのとがあります。(50歳、女性)
意志が強いと思われるようになった(51歳、男性)
洋服に煙草の匂いがしませんね!と言われました。禁煙席に座れるので喜ばれます(39歳、男性)
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