【動画あり】坂本龍一氏と真鍋大度氏のコラボ作品も体験できる!「sakamotocommon GINZA」メディア内覧会

  • 2024-12-17
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坂本龍一氏が遺したものを共有化し、未来のクリエイターのために利活用することを目指す「sakamotocommon(サカモトコモン)」が、初号プログラム「sakamotocommon GINZA」をGinza Sony Parkと共同で開催する。グランドオープン前の工事中のGinza Sony Parkにて、2024年12月16日(月)~25日(水)10日間の期間限定での開催となる。 一般向けオープンに先駆け、メディア向け内覧会が開催された。

sakamotocommon準備委員会(一般社団法⼈坂本図書)は、次世代を担う若い才能が坂本龍一の精神を継承し、未来へと続くクリエイティブなコミュニティを築くために、「sakamotocommon」を設立し、坂本龍一の知的財産を公共的・⽂化的に活用し、未来へと残す活動を⾏っている。この取り組みを通して2023年に亡くなった坂本龍一が“遺したもの”を共有化し、これからの⽂化の発展に寄与することを目指す。また、sakamotocommonの立ち上げと共に、これから社会により開かれたものとして持続的な活動を目的としたクラウドファンディング(https://ubgoe.com/projects/798)をうぶごえにて実施中だ。

クラウドファンディング実施期間中には、sakamotocommonの初号プロジェクトとして、2025年1月のグランドオープンに向けて工事中のGinza Sony Parkにて坂本龍一が遺した作品とアーカイブの一部を共有する場として、クラウドファンディングに参加した人が入場できる展示「sakamotocommon GINZA」をオープンした。

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sakamotocommon 担当者が語る!Ginza Sony Park「sakamotocommon GINZA」への想い

YouTube:https://youtu.be/sJL3yMLg8oY

〇「Sensing Streams 2024 - invisible inaudible (GINZA version)」展示フロア:B2
坂本龍一+真鍋大度 協力:Studio Daito Manabe、ソニーPCL株式会社

⼈間がふだん知覚することのできない「電磁波」をセンシングし可視・可聴化する、坂本龍一氏と真鍋大度氏(Studio Daito Manabe, Rhizomatiks)によるコラボレーション作品。

現代において必要不可欠なインフラでありながらふだん気づくことのない電磁波の流れを多様なかたちで顕在化すると同時に、放送局やキャリアに割り当てられた周波数帯—見えない領土分布—に縛られながら、各⼈が能動的に関わることで形成される一種の「生態系」を可視化している。

これまでも札幌、ソウル、アムステルダム、サンパウロ、香港、北京、成都など、世界中の様々な都市で展開されてきた作品を、本展示ではGinza Sony Parkの地下空間で実施。「銀座」を⾏き交う電磁波をセンシングし、ソニーの高画質LEDディスプレイ Crystal LEDを使った新たな形で展示される。

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坂本龍一氏と真鍋大度氏(Studio Daito Manabe, Rhizomatiks)によるコラボレーション作品を撮影

YouTube:https://youtu.be/fyEdA9_WP9g

〇Ryuichi Sakamoto Field Recordings &『12』 by 360 Reality Audio +Sakamoto Library Extension展示フロア:3F
協力:ソニー株式会社

坂本龍一氏は生前、常にマイクとレコーダーを持ち歩き(時にスマートフォンの場合も)、自分の気になった音は全て収録していた。その音源は、作品に使われることもしばしばあったが、一般に公開されることはなく今に至っている。

坂本龍一氏が日々採集していた雨の音や風の音など、7つのフィールドレコーディング素材(収録された年代と場所が異なる7つの音源)をこの企画のために360 Reality Audioミックスした音源と、坂本龍一氏が自ら乃木坂ソニースタジオで360 Reality Audioミックスに立ち会った最後のアルバム『12』360 Reality Audioバージョンの音源を没入感のある立体的な音場を体感できる360 Reality Audioを楽しめる環境お楽しめる。

sakamotocommonでは、今後、坂本龍一氏の遺した膨大な数のフィールドレコーディングのデータを次世代のクリエイターに利活用してもらえるような仕組みを整えていきたいと考えている。今回の展示ではその利活用の一例として、ソニーの次世代エンジニアとともに、最新技術で音響設計をし、来場者に体験してもらうとともに、体験した⼈々にこのデータの存在と利活用の可能性を周知する

<Sakamoto Library Extension>
「坂本図書」とは、坂本龍一氏が自身の本を多くの⼈と共有し、同時に「あるひとの心を動かした『本』」という⽂化資本を分かち合う事業だ。2017年より坂本氏自らが実現に向けて動き始め、2023年9月に、都内某所にて坂本龍一氏の所蔵の本を読むことができる図書空間「坂本図書」を始めた。小さなスペースのため、完全予約制で、場所は非公開で運営している。

今回「Sakamoto Library Extension」では、「坂本図書」の蔵書の中から同タイトルの古書を揃えた。坂本氏自身が心を寄せられた書籍の一部を、日々収集をしてきたフィールドレコーディングの音源と共に、特別な読書空間で楽しめる。

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〇Ryuichi Sakamoto's "Opera Piano" designed for "LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999" 展示フロア:4F
協力:ヤマハ株式会社

「LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999」のためにデザインされた「Opera Piano」。坂本龍一が残した演奏データを、本⼈所有のOPERA PIANO(自動演奏機能付き)で再生する。

「Opera Piano」は、ピアノの"foundation(基盤)"を透過し可視化すること、装飾性を排除しピアノの楽器としての機能をあらわにすることをイメージしたものだ。

また指揮者としてオーケストラを牽引しつつ、ピアノを演奏するスタイルを実現したい、そしてその舞台にふさわしいピアノを作ってほしいという坂本の願いのもと、ヤマハデザイン研究所によってデザインされた。

今回は、そのピアノが工事中のGinza Sony Parkのフロア中央に置かれ、坂本龍一氏が遺した演奏を聴くことができつ。演奏曲は『Aqua』『energy flow』『put your hands up』『鉄道員』『Merry Christmas Mr.Lawrence』となる。

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坂本龍一が残した演奏データを、本⼈所有のOPERA PIANO(自動演奏機能付き)で再生した様子

YouTube:https://youtu.be/yZutVIqactk

■ワークショップ・演奏会・トークイベント
開催期間中、sakamotocommonに関する様々なイベントを実施する。
イベントへの参加権は、うぶごえ「sakamotocommonクラウドファンディング」ページから申し込む。

1.「sakamotocommon」構想会議
「sakamotocommon」の設立のきっかけは「遺された作品は誰のものか」という問いからだった。そこでこの問いからはじまり、「sakamotocommonとは」を明らかにしていく参加型トークイベント『sakamotocommon 構想会議』を開催する。登壇者は「sakamotocommon」の設立メンバーであるパノラマティクスの齋藤精一氏と黒鳥社の若林恵氏。

日程:2024年12月23日(月)17:30~20:30

<登壇者>
齋藤精一
パノラマティクス主宰。建築デザインをコロンビア大学建築学科で学び、2006年、株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。2020 年に地域デザイン、観光、DX 等を 手がけるデザインコレクティブ「パノラマティクス」を結成。2023 年よりグッドデザイン賞審査委員⻑。株式会社アブストラクトエンジン代表取締役。2025 年大阪・関⻄万博 EXPO共創プログラムディレクター。

若林恵
黑鳥社/WORKSIGHT コンテンツディレクター。平凡社『月刊太陽』編集部を経て2000年にフリー 編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012 年に『WIRED』日本版編集⻑就任、2017 年退任。2018 年、黑鳥社設立。著書『さよなら未来』(岩波書店)、責任編集『NEXT GENERATION GOVERNMENT 次世代ガバメント:小さくて大きい政府のつくり方〈特装版〉』(黑鳥社)、宇野重規氏との共著に『実験の⺠主主義: トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(中公新書)、畑中章宏氏との共著に『忘れられた日本人』をひらく』(黑鳥社)。

2. sakamotocommonワークショップ「Opera Pianoでピアノの仕組みを知ろう!」
 協力:ヤマハ株式会社

2010年から2015年の5年間、坂本龍一氏の調律を担当し、最後のピアノ・ソロ・コンサート『Opus』でも調律を担当した、ピアノ調律師の酒井武氏をお招きしたスペシャルなワークショップを実施。
ピアノの構造や歴史、音の出る仕組みを始め、坂本龍一氏が求めたピアノの音色について紐解いていく。

日程:2024年12月21日(土)10:00~11:00
ピアノ調律師/コンサートチューナー 酒井武氏

3.「東北ユースオーケストラ in Ginza Sony Park」演奏会
東日本大震災をきっかけに、坂本龍一の呼びかけで始まった被災三県の子どもたちで構成される東北ユースオーケストラ。子どもたちの活力が、周囲の大人や地域全体、そして東北全体に活力を与え、あたらしい未来をつくりだすことを目指している。現在は「支えられるから、支えるへ」という指針を掲げ、国内外の被災地への支援も重要なミッションと位置づけている。
そんな東北ユースオーケストラの小編成によるミニコンサートを日曜日の夕方に開催する。
坂本龍一の代表曲を中心に、約1時間の演奏会を予定している。一般チケットのほか、親子ペアチケットも用意している。

日程:2024年12月22日(日)17:00~18:00

<『sakamotocommon GINZA』 開催概要>
名称:sakamotocommon GINZA
日程:2024年12月16日(月)〜 25日(水) 11:00~19:00(予定) 
* 12月22日(日)は「東北ユースオーケストラ in Ginza Sony Park」実施のため、4FのOpera Pianoは、15:30までの入場となる
* 12月23日(月)は「sakamotocommon構想会議」実施のため、B2のSensing Streams 2024 - invisible inaudible (GINZA version)は、16:00までの入場となる
場所:Ginza Sony Park(東京都中央区銀座5丁目3番1号)
WEB:https://www.sonypark.com/activity/pre_004/
ハッシュタグ: #sakamotocommonGINZA
主催:sakamotocommon準備委員会(一般社団法人坂本図書)
共催:Ginza Sony Park Project
協力:ソニー株式会社、ソニーPCL株式会社、Studio Daito Manabe、株式会社イースタン・サウンドファクトリー、ヤマハ株式会社、うぶごえ株式会社、株式会社日本デザインセンター 色部デザイン研究所、株式会社斎藤事務所

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<入場方法>
入場に際し、sakamotocommonのクラウドファンディングへの参加(3,000円~)が必要。商品などの詳細は以下Webサイトより確認のこと。

うぶごえ「sakamotocommon クラウドファンディング」ページ
https://ubgoe.com/projects/798

*必ずお読みください
- sakamotocommon GINZAへ来場希望の方は、12月25日(水)18時までにクラウドファンディングに参加すること
- 本プログラムは日時指定制ではない
- 本プログラム会期中、クラウドファンディングを1つ購入につき1名様何回でも有効
- 営利目的でのチケットの転売は、いかなる場合にも固くお断りする
- クラウドファンディングの詳細は、うぶごえ「sakamotocommon クラウドファンディング」ページにて確認のこと
- 開館時間、最新情報などは、こちらより確認のこと
https://www.sonypark.com/activity/pre_004/

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ワールド・フオト・プレス
2024-12-16

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