Synology「DS216se」レビュー第3回:NASをセットアップして使えるようにする


前回の「Synology「DS216se」レビュー第2回:NASにハードディスクを取り付けてみよう」まででハードウェアのセットアップは終了したかと思う。これからは実際にNASを使えるように設定していこう。

なお、年をまたいでしまったので再度説明させていただくが、本連載は、iPhoneユーザーやスマホユーザーがNASを活用するための方法を解説する連載記事である。今回のセットアップ手順の紹介以降は、iPhoneやスマホとのいろいろな連携方法を紹介していく。NASを使うとiPhoneの容量を気にせずに済むようになるなど、メリットがたくさんある。iPhoneの容量が気になっている、スマホの容量不足で困っているなんていう人は、次回以降の活用方法を参考にしてもらいたい。

■パソコン経由でNASをセットアップする
なお、DS216seにブラウザから「http://find.synology.com」と入力すればDS216seにはアクセスできるのだが、ここでは違う方法をご紹介しよう。Windows10であれば、エクスプローラーから「ネットワーク」を選択すると、いま使っているネットワーク上に存在するデバイスが見えていることだろう。

そこで「その他のデバイス」-「DiskStation(DS216se)」とあるアイコンをダブルクリックする。そうするとブラウザが起動し、「ようこそ!」という文字と、DS216seのアイコンがある画面が表示される。ここで「設定」をクリックすると、最終的なセットアップが開始される。これであれば、アドレスを忘れたときにも分かりやすいかと思う。

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次に「DiskStation Manager(DSM)をインストール」という表示が出るので、画面下にある「今すぐインストール」をクリックする。

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そうするとハードディスクのデータを削除するというメッセージが出るが、チェックボックスにチェックを入れたら「OK」ボタンをクリックして次に進もう。そうするとDiskStation Managerのインストールが開始される。

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本体が再起動したあと、最後のセットアップに入る。「ようこそ!」という画面が表示されたら、「次へ」をクリックしてアカウントの設定をする。
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サーバ名とユーザー名は任意でよいので、管理者アカウントを作成しよう。サーバ名はWindowsのエクスプローラーなどでネットワークを参照したときに表示される名前なので、できるだけ分かりやすい方がよい。
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その次に現れるのは「DSMアップデートの設定」、そして「Synology推奨パッケージのインストール」の画面に映っていくが、ここでは特に何もせず「次へ」をクリックしてしまってよい。

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次は「QuickConnectの設定」に入る。これは後ほど述べるが、Synologyが提供しているスマホアプリなどと連携するために必要な仕組み。メールアドレスとパスワード、QuickConnect IDを決めて設定する。QuickConnect IDはスマホアプリの設定の際にも使う物なので、できるだけ分かりやすい名前にしておこう。
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「次へ」をクリックするとQuickConnectを経由してNASにアクセスするためのアドレスが表示されるので、「私をデスクトップにドラッグしてください」とあるアイコンをデスクトップにドラッグし、ショートカットを作成しよう。
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これで一通りの設定は終了だ。NASのデスクトップ画面が表示される。

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Windows10のエクスプローラーからネットワークを見てみよう。先ほど設定したサーバ名でNASを雅表示されているはずだ。「コンピュータ」にあるDS216seのサーバ名をダブルクリックすると、サーバの中に設定されているフォルダが表示される。これでネットワーク上のNASドライブとして使えるようになった。

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次回からは、iPhoneやAndroidスマートフォンとの連携方法などについて紹介しよう。

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