- 2023-5-19
- カルチャー
- 「眠り猫」ならぬ、「目覚め猫」に出会えた!駿河國惣社「静岡浅間神社」前編【どこ行く家康】 はコメントを受け付けていません
静岡浅間神社は、その歴史と美しい景観で訪れる人々を魅了する神社だ。神部神社、浅間神社(二社同殿)及び大歳御祖神社の三社を総称して、静岡浅間神社(通称おせんげんさま)と呼んでいる。家康公も神として祀られる神社だ。
■「どこ行く家康」プレスツアーとは?
東海旅客鉄道株式会社では、徳川家康公ゆかりの地である静岡、愛知エリアを中心に、期間限定で「どこ行く家康」キャンペーンを2023年1月5日(木)より順次展開している。今回、徳川家康ゆかりの地が多く点在する静岡エリアを巡るプレスツアーに参加した。同ツアーでは、家康が人生の3分の1を過ごしたとされる静岡を舞台に、魅力的でありながらも、まだあまり知られていない家康ゆかりの地を巡った。
1日目は「三笑亭本店」「どうする家康 静岡 大河ドラマ館」「静岡浅間神社 前編」「静岡浅間神社 後編」「静岡市歴史博物館」をまわった。2日目は「日本平夢テラス」「久能山東照宮」「うな助」「掛川花鳥園」だった。また番外編として、「家康公ラッピングトレイン」も紹介する。
■日本一の高さを誇る!富士山を模した大拝殿
浅間神社は、木之花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)を主祭神として祀っている。
八千戈神社(やちほこじんじゃ)の主祭神は「大物主命(オオクニヌシノミコト)」で、縁結びの神様として崇敬されている。
浅間神社・神部神社の楼門。文化12年起工、同13年竣工。総漆塗で、彫物には「水呑の龍」「虎の子渡し」などがある。また、二層部分に「當國總社・冨士新宮」の扁額が揚げられている。
この金色の龍は、かつて静岡浅間神社が火事になった時に、この門から抜け出して、池の水を呑んで火を消したことから、「水呑の龍」と呼ばれている。龍は水を司る神として信仰されており、水呑の龍もその役割を担っている。また、龍は繁栄や幸運をもたらすと言われているため、水呑の龍は参拝者に幸運をもたらす存在とされている。
富士山を模した大拝殿は、漆塗神社建築では日本一の高さ(21m)を誇る。
今回、特別に大拝殿の内部に入ることができた。殿内は132畳の広さがあり、内部も外部と同様に、全てに漆が塗られている豪華な作りとなっている。
大拝殿の天井には、狩野派の2人の絵師による10面の絵が飾られている。6畳の大きさの龍の絵が2面と、4畳半の大きさの天女の絵が8面である。
天井の彫刻の中に、「目覚め猫」がいる。猫は、古来より魔除けや厄除けの象徴とされている生き物だ。
左が浅間神社、右が神部神社の御本殿。文化元年起工、同10年竣工。比翼三間社流造りとなっている。
<詳細情報>
静岡浅間神社
〒420-0868 静岡県静岡市葵区宮ケ崎町102-1
TEL 054-245-1820(代)
http://www.shizuokasengen.net/
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