ネット上で正社員になって半年で妊娠が発覚したことに関して、是非が問われているが、望まない妊娠でもない限りおめでたい話であって、その是非を問うこと自体問題外であると筆者は思う。もし、そのことを問題視する会社があったのであれば、その考え方を改めるべきだ。働くお父さんお母さんを会社ぐるみで応援して行くことが、若者が減り続け年寄りが増え続ける高齢化が進む日本における企業の今後の在り方であろうと思う。
とまあ理想論をいくら語っても、即戦力に産休を取られて戦力外になられるのは、実際困るのも事実なわけで、出産後になるべく早く会社に復帰してもらうための手段が必要だ。例えば会社がベビーシッターの費用を補助したり、グループ内企業で保育園を経営しているなら優先的に入園することができる制度などを設けたりと、お父さんお母さんが仕事に復帰して専念できる環境を構築すれば「正社員が出産するのは言語道断!」「産みたいなら正社員になるな!」「産むなら会社辞めろ」的な、おかしな考え方もなくなるというもの。
そうしたお父さんお母さん社員を支援する一環として、株式会社ドワンゴは、東銀座・歌舞伎座タワー内のドワンゴ本社オフィスに、2014年12月1日(月)に事業所内保育施設「どわんご保育園」を開園したことを発表した。
■子育てをしながら働く女性社員の復職支援
ドワンゴでは、2013年7月の歌舞伎座タワーオフィスへの移転後、ひとりひとりの能力を引き出すためのフロアごとに異なるオフィスデザインの採用や、社内美容院、社内カフェ、社内リラクゼーションサロンの設置など、社員が元気に働け、社内の活性化につながるオフィスづくりを行ってきた。今後は制度面においても整備を行い、より女性が活躍できるチャンスを増やしていきたいと考え、このたび事業所内保育施設開園することとなったという。
2014年12月1日(月)時点で、4名の入園者が決定し、これまで保育施設に空きがなく、働き続けたいのになかなか復職できないという問題を抱えた女性社員が復職することができたそうだ。株式会社ドワンゴでは、今後も社員が安心して働ける環境づくりを目指し、引き続き新たなワークスタイルの実践に積極的に取り組んでいくという。
ドワンゴのように「社内に保育施設がないなら作ってしまえ」ということはなかなかできるものではない。例えば中小企業では社内に保育園、またはそれに準じる施設を作ることはまず難しくてできない。でも十数社が集まってお金を出し合って、保育施設を作ることは可能かもしれない。大企業や中小関係なく、働くお父さんお母さんを支援できる仕組みを作って行く動きが活発になり行政や政府もそうした運動に補助金を投じるなどすることで、正社員の妊娠を皆で祝福できる社会が実現できるのが理想だろう。
■「どわんご保育園」概要
名称:どわんご保育園
住所:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー15階
委託事業社:パソナフォスター
園児定数:10名
対象者:株式会社ドワンゴグループ社員の乳幼児
保育年齢:満1歳~2歳の3月末まで
施設面積:100平方メートル
保育時間:通常保育9:00~19:00(延長保育なし)
開園日:月曜日~金曜日
休園日:土曜日、日曜日、祝祭日、その他ドワンゴの会社休業日
設備:保育室、調理室、トイレ、ランドリー、事務室
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